帆のデザイン

嵐で Maxi 84 のヘッドセイルがボロボロになった後、私たちはベインブリッジ本社を訪れ、新しいセイルが設計されカットされている様子を観察しました。

私たちの Maxi 84、PBO プロジェクト ボート Maximus の調査中に、海洋調査員から、帆について私たちに教えられることは限られていると警告されました。

海洋測量士のベン・サトクリフ・デイビスがPBOプロジェクトのボートの帆を検査する

「セイルの良さを知るには、実際にボートに乗ってセーリングする必要があります」とベン・サトクリフ・デイビス氏は言いました。

マキシマスはボートヤードで2年間停泊していたが、ベンが落ち葉と雨水でいっぱいのロッカーからジェノアを取り出したとき、彼はそれにひどい傷を付けた。

「爪でこすると小さな音がします」と彼は言う。 「しかし、UV ストリップは完全に摩耗して色あせ、壊れ始めています。」

しかし、風が非常に弱かったため、チチェスターからプールまでのシェイクダウン航海ではセイルをテストする機会はほとんどありませんでした。 残念なことに、強風はその後、マキシマスがコブズ・キー・マリーナの新しい家に停泊していたときにやって来ました。 嵐の後のある朝、私がボートに戻ると、UV ストリップがボロボロになっていました。 さらに損傷がないか確認するためにヘッドセイルを広げたとき、穴と破れがいっぱいあったのを見て愕然としました。

嵐の後、私たちがコブズキーのマリーナに戻ると、帆がボロボロになっていました。

Crusader Sails の Paul Lees が、ハリヤードのラップを外して降ろすのを親切に手伝ってくれました。 ジェノア号は破壊されたが、メインセールを調べたところ、これも長くは持たないだろうとの結論に達した。

「これは最後の段階にある」と彼は言った。 「ここがどのように崩壊しているかを見てください。 準備は完了です。 この帆に少しでもお金をかけたら、悪くても良いお金になるでしょう。」

Crusader Sails の Paul Lees がマキシマスのジェノアを紹介

セーリングを続けるためにストームジブを見つけようとロッカーを空にしましたが、錆びた余分なハンクがあり、状態はさらに悪いことが判明しました。

この錆びたセイルをロッカーで見つけましたが、ヘッドセイルにはハンクではなくファーリングシステムが付いていました

ハンクオンセイルにスリーブを縫い付けて、ファーラーに入れることもできますが、今回はその価値はありませんでした。

ベインブリッジインターナショナルに電話しました。 同社は 1917 年に設立された、世界で最も古い帆布メーカーの 1 つです。 新しい帆について私にアドバイスをくれる人がいるとしたら、それは彼らです。 最初に私はマイク・コールと話し、状況を説明しました。

「紫外線がポリエステルにまで到達しているようです」と彼は言いました。 「最終的には白っぽくなり、引っ掻くだけで生地を傷める可能性があります。 繊維が劣化するにつれて、エッジが摩耗したり破れたりします。」

ベインブリッジは、サウサンプトンに本拠を置くロフト、Tセイルズが帆に仕立てるための新しい帆布を供給することを申し出た。 しかし、最初の段階は測定であり、ベインブリッジの技術マネージャーで元セイルメーカーのダリル・モーガンに課せられた仕事でした。

ベインブリッジ・インターナショナルのダリル・モーガンは、新しい帆に向けてマキシマスを測定する

ダリルは天気を注意深く観察していましたが、この夏コブズ・キーに到着したとき、風にはあまり感銘を受けませんでした。 彼がメインハリヤードのマストに揺れるテープを巻いているのを見て、その理由がすぐに分かりました。 しかし、30 年以上この仕事に就いていた彼は、段階的に辞めることはなく、特に P (マスト) と E (ブーム) の寸法などを正確に測定することができました。

次に、ハンプシャー州のベインブリッジ本社を訪れ、帆の設計を見学しました。 メインセールとヘッドセールを手に入れるだけでなく、クルージングシュートも選択しました。

「帆はボートに投資できる最も重要な投資です」とダリルはコンピューターを起動して私にマキシマスの印象的な 3D イラストを見せながら言いました。 「帆から得られるものを考えれば、決して高価なものではありません。 たとえば、35 フィートのヨットの帆に 5,000 ポンドを費やした場合、10 ～ 15 年後にはその帆がまだ残っていることになります。 ピーピー音が鳴る最新のギズモに 2,000 ポンドを費やしても、箱から出した時点ですぐに時代遅れになってしまいます。 帆ではそんなことは決して起こりません。 引き出すたびにボートが前に進みます。 追加の現金を支払う価値があります。」